”練習”をキーワードに、判型、デザイン、ページ数等の書籍フォーマットを固定化し継続的に刊行するシリーズ『Practice』。
年に1〜2冊のリリースを予定、計10冊のリリースを目指します。
 
 
長きに渡り続いた『石と桃』の発表も終わりがみえた頃、ひとつの題材と長く対峙してきたことへの反動で、私は身軽になることを望んでいました。
思いつきを最優先し、後先を考えず、鮮度が落ちる前に公の場へ放ち、それから作品のことを考える。
それらを念頭に置いて動き始めたのが、『Practice』という不定期刊行シリーズです。
 
第1弾となる本作『Cakey Makeup』は、プリントを学び始めた頃、ふと手にした教則本に書かれていた言葉が着想源となりました。
「焼き込みや覆い焼きはあくまでも隠し味として用いましょう。ひと目見てわかるような厚化粧は禁物です。」